有事に備えて自衛隊などが民間の空港や港を利用する「特定利用空港・港湾」について、宮古島市の嘉数市長は、宮古空港の指定に向けて沖縄県に働きかけていく考えを示しました。
特定利用空港・港湾は、有事の際に自衛隊や海上保安庁が利用しやすいように空港の滑走路の延伸や港の岸壁の整備を優先的に行うもので、沖縄県内では那覇空港と石垣港が国から指定されています。
宮古島市の嘉数市長は19日の市議会で、県が管理する宮古空港についても特定利用空港・港湾の指定に向け県に働きかけていく考えを示しました。
嘉数登市長:
さらなる経済振興や災害時の物資輸送の確保の観点等も踏まえまして、宮古空港の機能強化という観点からも県にはぜひとも賢明な判断をしていただきたいと考えていますので、関係自治体と協力して要請していきたいと考えています
嘉数市長は、宮古島市が管理する平良港について「訓練での使用は年に数回で民間の利用に支障を及ぼさない」として指定の受け入れを表明しています。
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