2024年4月17日(水)放送分
担当は上地和夫さんです。
琉球新報の記事から紹介します。
宮古島市内で野生化した外来種の
インドクジャクの捕獲数が昨年度は
1110羽に上り、
記録が残る2007年度以降で
最多となったことが分かりました。
市ではインドクジャクがカボチャや葉タバコ、
イモなどを食べる被害が長年続き、
農家を悩ませています。
インドクジャクは元々、
インドやその周辺国に生息し雑食で、
宮古島へは、観賞用として
持ち込まれたとみられます。
市内の複数の教育施設などでも
飼育されていましたが、
台風で飼育小屋が壊れて逃げ出すなどして
野生化したということです。
農作物への被害に加え、絶滅危惧種で
県の天然記念物にも指定されている
ミヤコカナヘビなどの在来種も捕食し、
生態系にも大きな影響を及ぼしています。
対策初期の2007年度から数年は、
畑などに仕掛けた捕獲器が
大きな効果を上げましたが、
クジャクの警戒心を高めたことで
捕獲率が減り、
現在は猟銃による駆除が主流となっています。
市が対策を強化した19年度以降、
卵やひなも対象に、
捕獲数は大幅に増加してきました。
市の担当者は「猟友会の活発な活動のおかげで
23年度に捕獲数が最多となったが、
クジャクの繁殖力はすごいので、
手を抜くことなく、
対策を進めていきたい」と話しています。
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