2016年3月2日(水)放送分
担当は上地和夫さんです。
宮古島市教育委員会はこれまでに、
福嶺中学校を来月から休校とする方針を固めました。
来年度福嶺中学校の1年生から3年生になる予定の全生徒7人が
市内の別の中学校へ学校変更を申請し、受理したもので、
市教委員会は2021年までに城辺地区の4つの中学校を
1校に統廃合する計画を進めていますが、
地域の生徒数の回復は難しい状況にあり、
福嶺中学校は今回の休校で事実上の廃校となる可能性もあります。
来年度1年生から3年生になる生徒の保護者らは去年11月、
小規模校では集団への適応性や競争意識育成が難しいなどとして
近隣校への転校を求める「嘆願書」を市教員会に提出していました。
市教委員会は休校にして数年様子を見守る方針ですが、
今後は1学年1学級を編成する目安となる
1学年9人以上の生徒が集まらないと再開しないとしており厳しい情勢で、
宮國教育長は「嘆願書の意向に沿った形で対応した。
行政の対応が間に合わず、保護者が転校を求める状況にまで
追い込まれたのは胸が痛い」と語りました。
一方、福嶺中に隣接する新城自治会の仲田相談役は
「学校は地域の中心なだけに、休校はとても残念。
人口減少に早く手を 打たないと地域は大変なことになる」
と危機感を募らせています。
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