方言ニュース
2023年12月7日(木)放送分
担当は上地和夫さんです。
琉球新報の記事から紹介します。
宮古テレビコンテンツ事業部は4日、
8月に宮古島市内の汽水域で国内初確認の
カニ「カバアシアシハラガニモドキ」を
発見したと発表しました。
これまで生息域はスリランカから台湾までと
思われていましたが、
生息域が拡大したことになります。
発見した砂川栄喜さんは
「温暖化の影響で生息域が
広がったのではないか」と推測しました。
砂川さんによりますと、
映像コンテンツを増やすため、
8月に甲殻類を集中的に撮影していました。種類の分からないカニがいたため、
環境調査を行う浦添市の「かんきょう社」に
同定を依頼したところ、
国内初確認であることが分かりました。
砂川さんは宮古島市で初記録となる
ヒメアシアシハラガニモドキと
シロテアシハラガニモドキも発見しました。
砂川さんらが先月に国内初確認の
カバアシアシハラガニモドキの個体2匹を
採取したところ、
1匹の甲羅の大きさが縦28・8ミリ、
横35・5ミリあり、
他の個体も同程度の大きさでした。
30年以上にわたって宮古島の自然を
撮影してきた砂川さんは
「現在、市内はかつてないスピードで開発が進んでいる。
未来に禍根を残さないような、
調和の取れた取り組みについて
考えるきっかけになってくれれば
うれしい」と環境保全の重要性を訴えました。
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