今月、新たに就任した木原稔防衛大臣が２４日、宮古島市と石垣市を訪れて市長たちと面談し、南西諸島で進む自衛隊の機能強化などに理解を求めました。
木原防衛大臣は、今年４月に開設された石垣駐屯地を訪れ、隊員に訓示したあと市内のホテルで中山市長と面談しました。
面談では、南西諸島における自衛隊の機能強化に理解を求めたほか、来月、予定されている自衛隊とアメリカ海兵隊の実動訓練で、自衛隊のオスプレイを石垣空港で使用することを伝えました。
▽木原防衛相：
『石垣空港で陸上自衛隊のオスプレイが患者後送訓練を実施させていただく』
オスプレイを巡っては、アメリカ海兵隊の機体が今月、石垣空港や奄美空港に緊急着陸するトラブルを起こしていて、中山市長は安全の確保、市民生活に影響がないようにと要望した上で、訓練の実施に理解を示しました。
これに先立ち木原大臣は宮古島駐屯地も訪れていて、今年４月に宮古島沖で陸上自衛隊のヘリコプターが墜落した事故で、１０人の隊員が亡くなったことは痛恨の極みと述べ、隊員の遺志を受け継ぎ、地域の平和と安定に貢献するため全力を尽くすと強調しました。
